【追記:2020/01/17】当記事は光ちゃ! 経理版 個人事業主:勘定科目 (未払金と未払費用)にまとめています。
 前項(2.2. 現金主義と発生主義、複式簿記を理解する)で「未払金」を上げました。では「未払金」勘定とは何か?(旧)企業会計原則注解15によるとこう定義されています。
未払金は、特定の契約等により既に確定している債務のうち、未だその支払が終わらないものをいう。
 
これと似た勘定科目があります。「未払費用」です。企業会計原則注解5 (3) 未払費用 によるとこう書かれています。
未払費用は、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、すでに提供された役務に対して、いまだその対価の支払が終らないものをいう。従って、このような役務に対する対価は、時間の経過に伴いすでに当期の費用として発生しているものであるから、これを当期の損益計算に計上するとともに貸借対照表の負債の部に計上しなければならない。また、未払費用は、かかる役務提供契約以外の契約等による未払金とは区別しなければならない。
 
 この定義から分かる事。
  • 「未払金」・・・既に確定している債務で支払っていない 。
    ノートやソフトウェア、プリンタのインク等の消耗品を購入(1回限り)し、クレジットでを後払いするパターン
  • 「未払費用」・・・継続して役務の提供を受けて、まだその対価の支払が終らないもの 。
    毎月口座引落し(継続中)の水道光熱費(電気代、ガス代、水道料)、通信費(携帯電話や光回線のインターネット代)やリース代、毎月の広告費用など

 で、もっと詳しく知ろうと本やインターネット等で色々調べると↑は会計上の定義であって、税務上は債務が確定しているどうかが大事で、我々個人事業主は両者の区別をしなくても大丈夫のようです。従って、電気代、ガス代、水道料、携帯電話などのインターネット通信費は「未払金」勘定を使っても構わないと言う事ですね。

 両者(未払金と未払費用)の区別で悩むよりも、債務が確定している(請求書が来ているとか)なら、未払金であれ、未払費用であれ費用としてきちんと計上しておく事の方が大事と言う事ですね。もし計上せず、漏れがあると費用が少なくなって税金を多く支払ってしまったって可能性ありますから。

 重要なのは、同じ勘定科目を継続して使う事。今年は「未払金」、来年は「未払費用」とコロコロ変わっては一貫性が無くなり、後で問題となります。

 尚、毎月、少額で口座から引き落とされる電気代、ガス代、水道料などの水道光熱費と携帯電話のインターネット等の通信費はまだ話は終わりません。次の記事で書きたいと思います。